「ゆめかおり」で食パンを焼いた 

 

 

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栃木県産の小麦粉「ゆめかおり」はパン専用強力小麦と表記されている。品種改良をして、自然環境に強い、そして使用した際のパン生地が強く伸びが出るようにしているそうだ。

小麦ブランド名鑑によると灰分0.41%タンパク12%との事。

「ふんわりとしたボリューム感のあるパン」が焼けるとパッケージに書いてあったので山形食パンを焼いてみたかったが、家族の好みを考慮して角食にするつもりでいた。

そこで、発酵の見極めを間違えると型いっぱいの、目つきが厳しく耳は固いパンの仕上がりを回避するために、今回は生地量を控えめにしてみた。そして時短作業のため、インスタントドライイーストを使用。

一次発酵60分、ベンチタイム20分。順調に進んだ。しかし、ここから気合を入れないといけないタイミングで緊急事態発生。

慌てて成形することになり、U字型に。見たことはあったがやり方を覚えていなかったので、超自己流に、伸ばして丸めてU字に折り、閉じ目をくっつけて型に押し込んでおいた。そして二次発酵。30分を予定していたが、45分後に初めて様子を見た時にはもはや蓋をすると頭をぶつけそうだったので諦めた。

発酵に数時間かかる自家製天然酵母xデニッシュ食パンに慣れてしまうと15分オーバーは問題なしと思ってしまう。しかしインスタントドライイーストはそんな気長に待てない時に大助かりするものだから逆にこちらの都合には付き合ってくれない。

たった15分とはいえガスを使用している台所で余計に放置されれば蓋をして密度の高いパンを作ろうというこちらの意図を組むことなく、強く伸びる事を目的に生まれた目的を達成しようとして炭酸ガスを休むことなく発生させるのだろう。

 

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生地量の多いU字の下の部分になったところが高く盛り上がる結果になり、スライスすれば左右に高低差のあるパンができてしまった。成形時に端の部分を厚くすることを心掛けたほうが良さそうだ。

そしてふたをしない決断をしたなら、それこそここで15分待ってさらに発酵させるべきだったかもしれない。もう少しボリュームを出す余力があったかもしれないが、さっさと焼いてしまった。

いや、もしかすると15分追加ではなく、15%追加(生地量を)しなければ、高さは期待できなかったかもしれない。

 

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ガス抜きはもっとしっかりやった方が良さそうだ。

食感はしっとり、ふっくら。

香りはあまり感じない。