バターロールのコロコロ感
たかがバターロール。パン教室では割と早い段階で教えてもらう、扱いやすい生地だからか。
されどバターロール。奥が深いと個人的には感じている。
前回、ロールパン成形を整形したいと綴り、以来、パン屋を通りかかれば、意識的にバターロールの形状を見学してみた。
こちらはすごく綺麗に巻けている、ここは、小さくキツめ、とか、あちらは底面積がかなり大きい、ふっくらしていない、などと偉そうに呟いていたが、なんだかその行為がいやらしく、不躾な気がして恥ずかしくなった。
結局は市販のバターロールcritic(=評論家)になりたい訳ではなく(できる訳でもなく)、自作のバターロールを
好みの味と食感と形に作りたい食の探求家なので実験と検証を重ねるしかない。
今回の仮説
最強力粉がボリュームを出してくれるなら、使用して高さを出したい
最強力粉だけでムチムチ食感が出過ぎるとバターロールのイメージと離れてしまうのではないか
フランスパンで使う準強力粉を混ぜればサクッ&フワッ、の食感が出るのではないか
やや強引ではあるが、最強力粉50%(スーパーキング)、準強力粉50%(リスドォル)で高さが出るか試してみた。
結果的には高さのあるバターロールに仕上がったと思う。
しかし、前回と比べてボリュームが出たわけでもない。
最強力粉使用の為、気持ち水分を増やしたが、過ぎたのか、巻くのに難ありだった。
巻きの途中から細い方の先をひっぱり気味に巻くとあるサイトもあったが、あまり上手くいかなかったように思う。
巻き始めと巻き終わりがきれいになっていない。
そして少々焼き過ぎか。余熱230℃で焼成200℃。早い段階で焼き色(いや、焼きムラだ)がついたので温度は下げたほうがよさそうだ。
お盆ウィークで勤務先近くのランチは選択肢が少なく、コンビニには長蛇の列。
せっせと消費してまたトライしたい。