5月が終わる いちごが終わる 酵母で残す いちご酵母再び

2か月間の外出自粛生活の間に桜のシーズンから梅雨入り直前まで季節がすっかりかわった。

3月は未だセーターとコートを着ていたがそれらはすべてクリーニングし、ブーツもしまった。

 

相変わらず毎日のようにオーブンは使っているが冷たいお菓子を作る事が増えた。

スーパーにはメロンやスイカが並ぶようになり、いちごの季節が過ぎてしまったと覚った。

 

 そこで今シーズン最後のいちご酵母エキスを仕込んだ。

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いちご酵母はレーズンなどに比べるとパンを焼いた後も香りが残りやすいように思う。個人的には、香りが甘すぎないので割と色々なパンに使えると思う。試していないが。総菜パンでハムやベーコンに合わせてもいいのではないかと思っている。

 

パン生地の配合によると思うが、今まで使った自家製天然酵母の中で、レーズンが一番マイルドに香るようだ。特にグリーンレーズンはパンにしてしまうと、酵母の主張をほとんど感じられないように思う。

 

材料が少ないハード系のパンにしか使っていないが、バジルが一番はっきりとそれとわかる香りを残すように感じた。すっきりとさわやかな香りが気に入っていて、今年も苗を買ってきてベランダで育て始めた。

 

レモンもさわやかな香りが残る方だと思う。パン教室ではみかんで酵母を起こすとみかんが傷んだ時の香りが強く出ると聞いた。対して柚子の酵母は使わせていただいたが、すごく良い香りだった。同じ柑橘系でも向き不向き、または好みが分かれるのだろうか。

 

夏に向かうこれからの時期、トマトとイチジクの酵母を起こしてみたい。スイカ酵母は勢いが強いと聞いた。皮ごと、種も一緒に仕込むので菌が付着している部分が多く、糖度が高いから発酵力も強いのだろうか。

夏は早く酵母菌が増えるが同時に雑菌も繁殖しやすい。この点に注意しながらいろいろな酵母にチャレンジしたい。