発酵バターは乳酸菌添加されたもの
先日、「初恋の味」カルピスの記事を読みながらカルピスバターとは何だろうと気になって調べてみた。
カルピスは生乳から脂肪分を取り除いた脱脂粉乳に「カルピス菌」という乳酸菌と酵母の集合体を加えて発酵させ、糖分を加えた飲み物との事。そして、カルピスバターはこの脱脂粉乳を得る際に分離した乳脂肪から作られるバターで、発酵バターに分類される。
一般的なバターよりも色は白く、明治やよつ葉の発酵バターより値段が高い。そして私が利用する店では一人一つまたは二つと購入制限をしている(その時の入荷具合によって異なるのだろう)。
カルピスバターについてはネットで、シェフが好んで使う、軽い口当たりなのにコクがある、くどくないけど風味豊か、等高級感溢れるイメージに仕立てられている。
これを使えばクロワッサンの味がレベルアップするかもと想像を掻き立てた。
いつも作るクロワッサンに不満は無いが、「カルピスバター」で作ったクロワッサンの方が美味しそうな気がした。
ここで冷蔵庫の我が家のバターを見たら、よつ葉発酵バターであった。冷凍庫にあるものも同じ。
どうやら私は発酵バターをずっと使っていたらしい。
発酵バターは乳酸菌を入れて発酵させるため、コクが深まって特有の風味が増すという。
それはクロワッサン生地のように焼いても変わらないのだろうか。
昨日焼いたクロワッサンも、そしておそらくこの半年間で焼いたすべてのパンに発酵バターを使ったと思われるが、特に乳酸菌特有の風味やコクを感じたことは無い。
是非普通のバターと、カルピスバターで作ったパンを食べ比べたい。