ベーグル考2
モントリオールスタイルベーグルで有名なお店は確か2店。Fairmount BagelとSt.Viateur Bagelだ。こちらのベーグルはロシア人が始めたと聞いたことがある。NYのまたはアメリカで売られているベーグルよりも小ぶりで、高さも控えめだ。
モントリオールへ小旅行するたびにFairmount Bagelでセサミとポピーシードがついているベーグルを持ち帰った。基本1ダース。
NYのムチムチベーグルと比べると食べ応えが無いかもしれない。それでもやはり独特の食感はある。ちょっと甘めでかなり好きだった。
ベーグルの 基本材料は粉、水、少量のイーストと塩、そして糖分のみだ。フランスパンと似ている。しかし一般的な食感は全く違う。その違いを出しているのが粉だ。
タンパク量の多い粉を使うと噛みごたえのある”ひきの強い”食感が生まれる。あのしっかりとした噛み応えは焼成前のひと仕事(茹でる)以外に小麦粉の種類にもあるようだ。
最強力粉
文字にするとなんだかとんでもない力をもってしないと噛み切れなそうだ。
話しがだいぶ逸れてしまったが、先日のテレビではベーグルの材料の一部は最強力粉であった。
強力粉150g
最強力粉100g
砂糖大さじ2
塩小さじ1・2
IDY小さじ1・2
35℃のぬるま湯140ml
強力粉 適量
砂糖大さじ2(茹でる水に入れる)
最強力粉100%だと相当な硬さになってしまうのだろうか。
確かに強力粉のみでフランスパンを焼くと、準強力粉のみで焼いた時より重めに仕上がる。
フランスパンとベーグルでは作業工程が違うので一概に小麦粉の種類だけが食感の違いに影響するのではないかもしれない。
日本では米粉ベーグルや国産小麦を使ったしっとりフカフカ食感のベーグルも売られている。日本人にはやわらかい食感のほうが人気があるのだろうか。
「ベーグル考」としつつもあまりベーグルについて考をめぐらせていないが、次回は小麦粉の種類について考えることにする。
とりあえず今日は最強を買ってきた。