ワッフルメーカーをやっと購入してからの話 《ベルギーワッフル編》

代替品が無事に送られてきて、今回の物はワッフルプレートもホットサンド用のプレートも上下取り外しがスムーズに出来る事を確認した。

これでようやく自宅でワッフルを作れるようになった。

最初に作ったのは発酵タイプ、いわゆるベルギーワッフルだ。 

 

「ベルギーワッフル」という名称は良く耳にするが、ベルギーの中でも地方色があるらしく、「ブリュッセルワッフル」「リエージュワッフル」などがあるらしい。

諸説あるようだが、

ブリュッセルワッフル」は長方形で甘さ控えめ。フルーツやクリームをトッピングしてナイフとフォークを使い座って食べる事が多い

リエージュワッフル」は丸型で砂糖がジャリジャリしている。そのままで甘みは十分なのでフィンガーフードとして歩きながら食べることもできる。日本でベルギーワッフルと言えばこのタイプが一般的だろうか。

 

私がブリュッセルで食べたのは、街角の小さなスタンドで次々と焼きたてを売っていた。食べ歩き用で粉砂糖もチョコレートもかかっていない、シンプルなもので「リエージュワッフル」だったようだ。

友人の結婚式に参列するため、その後リエージュに移動した。残念ながらバタバタしてあまり観光する暇は無く、結婚式前夜はなぜかイタリアンレストランで新郎側の参列者の多くと夕食を共にした。当時は「リエージュワッフル」の存在は知らなかったので特にご当地ワッフルを探すことは無かったが、それらしきものを手にしている人を見たような気もする。

 

さて、家でワッフルを作るにあたりMannekenのワッフルに似たものを作ってみようと思った。アメリカでの夕食にワッフルを食べた記憶が鮮明に残っているにもかかわらずだ。私にとってワッフルは「おやつ」、せめて朝ごはんにコーヒーと一緒に頂くものという位置づけを変えることはできない。「リエージュワッフル」と呼ばれるそれを朝ごはん用にまず作ってみることにした。

 

付属の説明書に載っていたレシピはかなり牛乳の量が多く、生地を分割して丸めるのは不可能だと思われた。そこで卵と牛乳を合わせて強力粉+薄力粉の65%でホームベーカリーにセットした。いつものバターロールよりバターが多い分ゆるい生地が出来たがキレイに丸める必要は無いので特に問題はなかった。

 

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 砂糖のジャリジャリ感を出すために、分割して丸めた生地の表面にボコボコしたパールシュガーをくっつけてワッフルメーカーのプレートの上にのせて焼いた。

4分ほどで焼き上がった。焼きたてはやや軟らかいが、少し時間が経つとパリッとする。中は発酵生地ならではのフカフカ感があって、ブリオッシュを薄く焼いたら似た食感になるのかなと想像した。

シンプルでパールシュガーの食感が楽しい。チョコチップを入れて焼いたものも美味しく、コーヒーのお供として立派な役割を果たしてくれた。