パンの歴史について検索してみる2

日本で小麦の栽培が始まったのは弥生時代で、更にそれより少し前に大麦が中国より伝わっている。弥生時代といえば水田耕作だ。玄米が主食だったはずだが、稲作と共に小麦を挽く技術の伝来により、小麦も炊いて食されていたそうだ。

いわゆるパンの歴史は、1543年、鉄砲と共にポルトガルからpaoがやってきたとこから始まる。
織田信長がビスケット様のパンを食べていた記録があるらしい。えらくすっ飛ばして16世紀まで来たが、当時は日本人の主食として定着しないまま鎖国に突入してしまい、衰微。

ウィキペディアによると、1718年発行の『御前菓子秘伝抄』には。酵母菌を使ったパンの製法が記されているそうだ。甘酒を使うという本格的なものだが、残念なことに実際に製造されたという記録はない。

パンが量産されたのはさらにその100年以上あとだ。アヘン戦争で清に圧勝したイギリスが日本に攻めてくるかもしれないと軍補強を進める中で、携帯食として米より使い勝手の良いパンが作られるようになった。そして時は幕末・明治維新。横浜や神戸などの港町を中心にパンが再上陸。ここからが日本におけるパンの歴史の始まりだ。