菓子パン生地の高さを変えて焼き比べるつもりが。。。

先週、またしてもアンデルセンのエトランゼを食した。

調べると、どうやらブリオッシュ生地を巻いているらしいとの情報を得ることができた。

 

早速ブリオッシュの生地をレーズン酵母で作り、残っていた焼きいもを小さく切って一緒に巻いてみた。

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違う。全然違う。

そもそもサツマイモを巻き込む時点で遠くかけ離れてしまっているが、ブリオッシュの生地に天然酵母特有のもちもち感を持ち込むのは、歯ごたえにブレが出るのではないか。

乾燥したブリオッシュは美味しくない。しかし、しっとりしすぎるブリオッシュもふわっと軽い感じが消えてしまい、残念な感じだ。

使用した焼きイモは水分たっぷりでホクホクというよりはねっとりだった。これがパン生地を重くしてしまったのかもしれない。

 

今回の組み合わせ、

レーズン酵母+ブリオッシュ生地+どっしり焼き芋

ではブリオッシュの卵とバターの香りや軽さを引き出せなかった。

 

しかし、写真の上二つは底面積やや多きめ、高さ低め

下三つは小さく高めに作ってみたところ、

 

低めに作った方がカリカリしている部分が多く、もちもち感は控えめであった。

高さを出した方はブリオッシュ特有の軽さは無いが、しっとりしていてサツマイモのうまみが詰まっている感じに仕上がった。

 

アンデルセンのエトランゼは、この中間くらいの高さで上部はサクッとしている。

 

同じ生地で成形を変えると食感だけでなく味まで変わるとは、なかなか奥が深い。