パンの歴史について検索してみる 1
パンの歴史を遡ると、なんと紀元前4000年頃、エジプトで"sours"を用いて発酵させたパン作りの記録があるという。それ以前は無発酵のもので、いわゆるflat breadと呼ばれるものだった。農耕を始めた人類は収穫した小麦粒を挽き、水と混ぜた粥状のものを食していた。何かの偶然からこの、slurryが発酵し、それを結果的に焼いたことで「発酵パン」が誕生したのだと。
ビールの醸造とサワードゥを使った製パンの過程をすでに知っていたそうだ。別のサイトでは、これまで最も古いパン(loaf)は紀元前3500年にスイスで発見されたものだと書いてある。いずれにしても日本ではまだ縄文時代の話だ。
古代エジプトの発酵パンの製造法は、製粉方法、製パン方法、道具の進化を遂げながら、人の移動と共にギリシャを経てローマに伝わり、欧州各地へ普及していった。
また、世界のほかの地域でも南北アメリカのトウモロコシ、サハラ以南のアフリカのモロコシなど他の穀物を栽培し、それらからパンを作るようになったそうだ。
パンの製法は、だいぶ多様化、合理化して今日に至っているが、本質的にはローマ時代のそれと変わっていない。
多くの国で主食に位置付けられているパン。
宗教上は象徴として重要な存在であったり、儀式に使用されることもあり。またメイン材料の粉も様々なものが使え、成形も実にバラエティーにとんでいる。
正に、たかがパンされどパンだ。