食パン型(アルタイト)の使い始め

食パン型は大きさ、素材ともに色々あるが、以前使っていた型は2斤用で思いのほか大きく、あまり使い勝手が良くなかった。

新しいものに飛びつくタイプではなく、思い切って古いものを捨ててすっきりする性格でもない。16歳でアメリカの田舎で買った旅行用かばんは今も使い続けているし、曾祖母の代から使っているお皿も普通に使っているが、まったく飽きない。

 

しかし去年の暮、自分好みの大きさの型で気に入った食感の角食レシピを見つけようと思い立ち、キューブ型に近いアルタイト製の型を買った。

 

そうなるとパンを焼く前に空焼き作業が必要になる。

火の通りを良くしたり、パンが型から離れやすくなったり、型そのものの耐久性を上げたりする効果があるようだ。

 いざパンを焼こうと思ったときに、空焼きから始めるのはめんどくさいかもしれないと思われたので購入した日に済ませておいた。

まず150℃のオーブンで20分焼く

熱いうちに出てきた油や汚れをふき取る

油膜を作る(=油を塗る)

240℃のオーブンで20分焼く

 

さあ、いつでも焼ける!と鼻息を荒くしていたが、結局五か月も放置してしまった。


時間がない朝、家族は朝ごはんを持って出かける時があり、そうでなくてもたった数分だが、食パンを焼いてバターを塗るよりもさっと食べられる菓子パンや惣菜パンを好んだ。


外出しない今、食パン生活のチャンスだ。