「道具に頼るのも大事だよ」と若かりし自分に言いたい

若い頃、高い調理器具を買うのを頑なにためらった。

そんなお金があるなら洋服や靴を買いたいと思っていたし、お道具コレクターになってもしまうところがないし、第一高いだけの価値を疑問視していた。

だから圧力鍋やミキサーは実家からのおさがりで、20年以上たった今も大切に使っている。昨日が単純だからか相当な頻度で使っているが壊れない。ゆえに新品購入に至っていない。

フードプロセッサは結婚祝いに友達からもらったものを未だに持っている。しかしあまり使うことが無い。すりおろしやスライサー千切り機能は一年に一度か二度使う程度だ。時々混ぜたりみじん切りにしたりするときに使うが、取り出すのも洗ってしまうのも億劫で、出来るだけ手作業で済ませていた。

私が一番よく使う家電はハンドミキサーだ。お菓子作りには欠かせないため、少し高い所に収納しているが台を使って出してはサッと洗ってしまうことは手間だと思わない。

そんなケチな私が去年買ったのがCHIYODAのマドレーヌ型。型は3つ持っていて、使い勝手が悪いとは思っていなかったが、お料理上手な友人にそそのかされて購入した。

そして感動した。

 

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同じレシピなのに仕上がりが相当良くなったからだ。

型離れが綺麗すぎて、洗う必要がないのでは?と思うほど

焼き上がりのツヤがきれい

そして、表面がカリッと仕上がり、中はフワフワ⇒一日経つとしっとり

 

 

 今回はエシレバターのサイトに載っていたレシピで作った。

エシレバターを使うと、個人的な感想だが、特に風味がよくなるわけでは無いが、軽く仕上がる気がする。

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40年以上焼いているマドレーヌ、もっと早くに道具の力を信じてれば良かったとつくづく思う。

次に頼るべき道具はなんだろう。