ワッフルメーカーをやっと購入してからの話《イタリア編》

そういえば数年前、自由が丘で急に雨が降ってきて「自由が丘テラス」に駆け込んだらLa Chialdaというお店があった。のちに東急電鉄の車内で動画広告も見た。こちらの「チャルダ」というお菓子はワッフルの原型でイタリア、トスカーナ地方の伝統的な祝い菓子だそうだ。

以前は店内で食べている方もいたが、今日行ってみたら記憶しているイートインスペースは見当たらず、店内に椅子が2客と外に座れるスペースがあるだけだった。こだわりの?コーヒーも売っているし、ゆっくり座って食べるお菓子かと思われたが。

そうは言っても極薄ワッフル、食べ歩きしやすい形状なのでコーヒと一緒にテイクアウトしても問題なさそうだ。

 

14世紀にはメディチ家が婚礼のお菓子としてふるまったと、お店では紹介している。となると2枚1セットで、中にクリーム等を挟むのが正しい食べ方になるのだろうか。

 

 

私の前にいた人はプレーンとチーズを1枚ずつ購入していたので、まずはシンプルに「チャルダ」そのものを味わおうと私も同じものをお願いした。

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コーヒを入れ、さっそく試食した。

プレーンは香料のにおいが無く、いわゆる粉とバターと砂糖と卵を混ぜた焼き菓子の優しい香りがする。フィリングを挟む前提なのか、強い甘みは無い。アイスクリームを入れるワッフルコーンの平たいバージョンという感じだ。

チーズはパルミジャーノだろうか。しっかりチーズの香りがあるが、こちらもほんのり甘い。生ハムやレバーペーストと一緒に食しても良いらしいが、これ一枚で十分美味しい。

一人で2枚ともペロッと食べられそうだったが、ちょうど帰宅した夫と分けて食べた。

夫には見た目がシンプルすぎたか。先日のフルーツ大福や、繊細で手の込んでいそうなお菓子が好みのようで少し物足りなそうだった。焼き型が可愛いと思うが、コメントは「なんか風月堂のゴーフルだね」だけだった。

もっとずっとリッチで口どけが良いと私は思ったが、最後に食べたのは1/4世紀ほど前なので確かではない。