覚王山フルーツ大福を食べてみた
何年もいつか行こうと思っていた九条ネギメインの小さな飲食店が閉店してしまった。
大通りに面してはいるが駅から近くではないので昨年は厳しかったのかな、また一軒行ってみたかったお店に行けなくなってしまったと残念に思っていた。
程なくして、遠くから見てこれまた渋めのお店が登場したと思ったら、フルーツ大福のスタンドだった。お昼前に一度、夕方に2度ほど車でお店の前を通ったが常に行列ができていた。
そして年末、自由が丘でもフルーツ大福のお店を見かけ、今はやっているのかなと思ったら同じお店だった。
名古屋のお店が県内各地で展開し、東京にも進出し急展開しているようだ。
沢山並んだサンプルは美しく、とても美味しそうだった。私たちが行った時は4人ほど並んでいてあっという間に後ろに列が伸びて行った。フルーツによって大福の大きさがまちまちで白餡と外側の求肥はそれぞれかなり薄めだ。私は大福のお餅の部分は薄いほうが好みなので嬉しい。
「あまおう」などのいちご系では面白くないので「紅まどんな」にしようと思っていたら売り切れ。夕方5時過ぎていたので当日分はすでに完売で明日の分を仕込んで販売しているという。「パイナップル」、「りんご」、「とちおとめ」、「あまおう」大サイズのみ残っているとの事だったので、「あまおう」以外の3つを購入。
自宅用だが箱に入れてくれ持ち歩き時間まで気にかけてくださった。
そして箱の中に
カットする時に使う「糸」も入っていた。
ぐるぐる巻いて成形したパンを切り分ける時、裁縫用の糸を巻いて端を左右に引っ張って切ると切り口が包丁よりきれいに、そしてつぶれずに切れる。
それと同じ方法で、柔らかい求肥とフルーツを切って断面を美しく見せる為に糸をつけているのだろう。
固い「りんご」(左)がきれいに切れた。水分の多い「パイナップル」(右)は繊維の方向を間違えたようだが大福の形を保ったまま切れた。
白あんも求肥も薄く、それぞれのフルーツの主張が強い。
どのフルーツもかなりクオリティーが高くみずみずしい。そして甘い。
白あんに水分や色が移ったり大福全体が水っぽくなっていないのに、フルーツの水分と甘みが強くてびっくりした。
お値段を見た時は、大福3個に1500円かぁと思ったが高級フルーツが食べられるスーパー大福だった。
多分、みかん系の大きく水分の多いフルーツの入った大福がよりすごさを感じられると思われる。
「りんご」大福顔?のOPEちゃん